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SLIPについて
そもそもSLIPとは?
Serial Line Internet Protcolの略で、
シリアルポートにIPパケットを通すのが目的のプロトコルです。
同様の目的でPPPがありますが、SLIPはより古く単純なプロトコルです。
主に2台の端末間をクロスケーブルで結び、1対1の通信をさせるなどして使います。
実装は比較的容易ですが、以下の(多くの場合致命的な)欠点を持っています。
- 自分のIPアドレスを通知することが出来ない。(相手のアドレスも知る手立てがない。)
- MTU(最大のパケットサイズ)を通知することが出来ない。
詳しくは後述しますが、これは使用に先立って人間が設定することで回避します。
SLIPフレームの構造
パケットにヘッダなりフッタなりを追加して回線上に流すデータ列の形に
仕立てたものをフレームと呼びます。
SLIPのフレーム構造は極めて単純です。
送信する場合の基本的な考え方は、送りたいIPパケットの
末尾にフッタのマークである$C0を追加するだけです。
しかしこのままではIPパケット部に$C0が含まれていた場合、
受信側がフッタと見誤ってしまうので、
この部分については$C0が現れないよう次のようにコード変換します。
| 変換前 | 変換後 |
$C0 $DB | $DB,$DC $DB,$DD |
もちろん受信側ではこれの逆の操作をしてパケットを復元する必要があります。
また、転送効率の向上のために、ちゃんとしたフレームを送る前に空のフレーム
(つまり$C0だけ)を送信することが推奨されています。
この場合[$C0][パケット部][$C0]というのが形が一見一塊となりますが、
(蛇足ながら付け加えると)先頭の$C0はヘッダではないので
受信側でこの存在を期待する処理を行ってはなりません。
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