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X68000を68030-50MHz化する


何を今更なCPU、68030をX68000に載せるという話です。 ただし本体のクロック10MHzで動かすのではなく、全く別のクロックでドライブします。 なお、この実験に使ったX68000のタイプはEXPERTです。

はじめに

68030は言うまでもなく68000の上位に位置するCPUであり、 当然68000より高速化に関する工夫も多数盛り込まれています。 また68030は68000とハードウェアレベルで非常に互換性が高く、 同じバス幅(16bit)、同じクロック(X68kなら10MHz)でよいなら TTL数個程度の回路(機会があれば詳細な回路図を載せたいと思いますが) を追加することで割と簡単に載せ替えてみることが可能です。 よってこの効果を比較的容易に確かめることが出来ます。 しかし(あまり言われませんが)この場合68000よりむしろ遅くなります。 実際このようなものを作成しベンチマークソフトで速度を調べた結果、 だいたい68000の70%程度しかでませんでした。 68030にはキャッシュもありますが、たった数百バイトしかなく ヒット率はほとんどの場合期待出来ません。 (単純ループ型のベンチマークソフトだと このキャッシュの効果が現れて170%程度の結果が出ますが、 実力値はキャッシュを使わない場合とほぼ同様です。)

そこでクロックアップすることを考えます。 といっても本体側のベースクロックをアップするという方法ではなく、 CPUに与えるクロックのみを引き上げるのです。 68030には50MHz版までありますから、大幅にクロックアップできます。 最近のCPUはバスクロックとプロセッサクロックが違うのが当たり前で 組み合わせにも柔軟性もありますが、 68030を含む旧世代のCPUはこれらが一致しているため、 これを分離するには多少工夫が必要となります。

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